合気道日記もどき

合気道はじめたばかりの若輩者が日々学んだことをぶちまける日記

100年以内に合気道は滅亡する

「超ネガティブな煽りタイトルをつけてしまったので夜道に気を付けて過ごさなければ…」とおびえる前に弁明させてください。

まず結論から言うと、合気道は100年後には競技人口が1000人前後になると思います(競技人口という表現が適切かは置いておいて)。さらに言えば、ほとんどの武道もそうなるだろうと思います。少なくとも日本国内では、そうなるでしょう。

しかし、「このまま現状を放置していたら」そうなると思っているだけで、これから変えていけば滅亡しないで済むと思います。というか滅亡して欲しくないです(重要)。

はじめに

はじめに言っておきますと、根拠の多くが「僕が肌感覚で感じていること」です。そのため話半分くらいに読んでほしいです。

また、サークル・部活と言いつつ、主に大学での話をしています。小中高に関してはあまり詳しくありませんので分かりません。

武道人口は確実に減少している

柔道の競技人口が減少している、という明確なデータがあります。全日本柔道連盟登録人口推移を見てみると、2003年には20万人いた人口が2016年には15万人にまで減っています。少子高齢化の影響か、小中学生、高校生の減少が顕著です。社会人は意外にも増加しています。健康寿命が伸びたことで年齢層が広がったことが一因ではないでしょうか。

ちなみに空手に関しては増えているとかなんとか。はっきりしたデータが見つからなかったので風の噂ですが、オリンピック競技になったことを考えると確かにそうなのかもしれません。また、日本国外を見ると武道人口が増えている国もあります。

本当に少子高齢化が原因なのか?

少子高齢化が本当に武道人口減少の原因なのかは疑問があります。というのは文部科学統計要覧(平成27年版)を見てみると、児童数は2005年には710万人だったのが2014年は660万人に減少しているからです。これは数値にすると7%の減少です。それに対し、柔道人口の減少は25%です。この数値を見るに、確かに少子高齢化も原因ではあると思いますが、他にも大きな要因があることは明確です

現在の若い世代は段位に興味がない

今の若い世代は「武道で高段位」ということがステータスになるほど、武道は地位を占めていません。僕自身が若い世代なのでそれはひしひしと感じています。確かに「合気道二段です」と聞けば「すごいなぁ」とはなります。しかし、段位が果たしてステータスかと言われるとそうではありません。このような「ステータス欲しさ」のような動機によって武道を始めることがなくなったことも要因の一つだと思います。

親が武道をさせたがらない

昔は親も柔道や剣道などを習わせようとしていた、また親自身も武道をしていたと思います。しかし、今そういった人は多くはありません。

  • 柔道における死亡事故
  • 防具をつける剣道などに見られがちな熱中症

このような事故がニュースで取り上げられていることで、子供に武道をさせたくない親が増えているのが原因と思われます。

また、現在、昔のような「ゆるさ」が厳しく弾圧されがちです。例えば「未成年飲酒」や「飲酒の強要」「しごき」などは、すでに過去の産物となりつつあります。「学生がお店に迷惑をかけた」「急性アルコール中毒による事故」「体罰への過剰なまでの報道による非難」などにより、大学もそのような行為をしている団体へ処罰をするようになったのです。そのため、どの団体も昔の武道にあった「厳しさ」がかなりなくなっているのが現状です

では一体どうしたらいいのか?

このように、武道人口の減少は様々な原因が考えられます。では一体どうしたら衰退を止めることができるのでしょうか?

道場は「稽古」というサービスを提供する場所だと捉えることができます。サービスを提供する時に必要なのは「狙っている層を絞り込む」ことです。漠然と「若い人を取り込みたい」と思って「若者世代」に合わせようとすると、ターゲットがばらけてしまいます。そうなると道場が流動的になってしまい、新規の顧客どころか、今の道場生までもいなくなってしまうでしょう。

そのため、「若者を取り入れたい」ではなく、「こういう道場にしたいので、こういう道場生に入って欲しい」としたほうがいいと思います。一見時代に逆行することに見えます。しかし、基本的な方針さえずらさなければ、時代に合わせることはいいと思います。基本方針に合わせて今の技術を取り入れる、流行に乗るということです。

例えば「武道の厳しさを学び、日々の生活に生かしてほしい」という方針があったとします。しかし、そこでクーラーを切って稽古をする、水分補給を禁止するというのは本当に武道本来の厳しさなのでしょうか?暑い中クーラーなし、水分なしで過ごすのは武道以外でも体験できます。そこがウリというのは違うのです。時代に合わせつつ、方針をずらさないというのはこういうことを言っています。

サークル、部活ではなく、個人道場が重要な理由

今後の武道人口が激減しないために重要なのは、個人道場です。なぜならサークル・部活は非常に不安定だからです。

サークル・部活は新入生を毎年入れ続けることが非常に重要です。それは2つ理由があります。

新歓活動が不利になる

一つ目は、サークルや部活は新入生が入らなかった場合、次の年の新歓活動で、人数の力を利用できなくなるからです。新歓活動に力を入れられないと、新入生が入らないので、次の年も新歓活動が難しくなる負のスパイラルに陥ってしまいます。そのため、一度でも新入生が0になったりすると一気に立て直しが厳しくなります。

実際問題として、新入生が0のサークル・部活が増えつつあります。これに関してはデータがないので僕の肌感覚でしかありません。しかし、周りのサークル・部活の新入生が減っているのは確かです。

  • サークルの種類・数が増えた
  • 部活は厳しいというイメージが兄弟を通じて流布されている
  • 大学生活において「ゆるさ」がほしい学生が多い

このあたりが部活へ入る人数減少につながっているのではないでしょうか。(ただし毎年20人以上安定して入っているサークルも知っているので、全てが減少しているわけではありません)

道場全体の人数が維持できない

サークル・部活は在籍できて最大4年です(留年した人が在籍し続けるケースもあることはありますが…)。サークル・部活では同じ人が長年継続して続けてくれることがありません。そのため、新入生を毎年入れることが重要となってきます。

サークル・部活は不安定

以上のようにサークル・部活は新入生を毎年入れ続けなければ運営ができない、非常に不安定な存在です。そのため、武道の人口を維持するには長年同じ人が続けやすく、毎年必ずしも新しい人を入れる必要がない個人道場の存在が重要です。

今後の武道について

大きな話がしたくなってつらつらと書いてみた記事でした。そろそろまとめに入ります。

今後武道が衰退しないためには、いかが重要になります。

  • 道場のターゲット層を絞り込む
  • 現在の情勢を取り込むが、基本方針に反したことはしない
  • 個人道場を増加させる

もし今後10年で意識が変わらず今のままだったとしたら、武道は確実に衰退の一途を辿るでしょう。今、ここが正念場です

いろんな受け身の練習

合気道には高度な受け身がいくつか存在します。今回はそれらの練習方法が載った動画を見つけたのでご紹介します。

側方回転受け身

「側方回転受け身」というのは、入り身投げなどで使う、「後ろを向いたままの前回りする」ような受け身です。使えると技のバリエーションが広がりそうなので動画をご紹介します。

https://youtu.be/FHWD1CKW4ik

こちらの動画では「8方向の回転受け身」として紹介されています。半身を横に向けて前回り、半身を後ろに向けて前回り(側方回転)、半身を横にして後ろに前回り、普通の前回り、それぞれ左半身と右半身で8方向のようです。

まずは半身を横にした前回り受け身を練習します。これができるようになったら側方回転に行きます。

横受け

横受けは「吹っ飛ばされるような入り身投げ」の際に使う受け身です。「後ろ落とし」とも言うようです(後ろ落とし受け身?)。

植芝充央先生が演武の最初によく行うので見てみてください。

横受けにはいくつか種類があるようです。今回は「Feather Back Breakfall」をご紹介します(羽のようにふわりとしたやり方です)。

https://youtu.be/VeFw4L7EnAs

https://youtu.be/fgv_SFQVQTo

それぞれ異なる練習方法です。

飛び受け

飛び受けにもいくつかあります。羽のようにふわりと落ちる「フェザーフォール」と派手に回る「ブレイクフォール」、さらに前回りに近い形、側転に近い形と分けることができます。

https://youtu.be/eHp4pccs5rc

始めの段階での練習です。

https://youtu.be/cmAdzVTqCxc

こちらの動画はステップを分けて説明してあり、大変わかりやすいです。

呼吸投げまとめ

巻き落とし(maki otoshi)

横面打ち巻き落としも存在します。術理はほぼ同じように思えますが、見た目はかなり異なるので「違う技を同じ名前で呼んでいる」パターンと思われます。

浮き落とし(uki otoshi)

後ろ切り落とし(ushiro kiri otoshi)

切り落とし(kiri otoshi)

肩引き落とし(kata hiki otoshi)

風車(kaza guruma)

入身投げ・入身腰(irimi nage and irimi goshi)

三教投げ(sankyo nage)

腕絡み投げ(ude garami nage)

二教肘返し外呼吸投げ

山嵐(yamaarashi)

胸取り二教(muna dori nikkyo)

肩取り首絞め(katatori kubi-shime)

両手取り天秤投げ(tenbin nage)

後ろ両手取り左右投げ(ushiro ryoute dori sayunage)

岩石落とし(ganseki otoshi)

首落とし(kubi otoshi)

首絞め投げ(kubi shime nage)

横面打ち天地投げ(Yokomen Uchi Tenchi Nage)

突き腕極め投げ(Tsuki udekime nage)

合気道の技一覧が載っているサイトを紹介

合気道の技がたくさん載っているサイトを見つけたのでご紹介します。どちらも英語なのですが、技名はローマ字になっているので十分理解できます。

1. 英語版wiki

Aikido techniques - Wikipedia

技の詳細がなく技名のみですが、YouTubeで検索すると動画がたくさん出てきます。「巻き落とし」などよく白川竜次先生がなさっている呼吸投げの技名がわかったり、かなり重宝します。

ドイツ語やフランス語、ポルトガル語などに翻訳されているにもかかわらず、なぜか日本語ページはありません。どなたかやっていただけませんかね。

2. Black Belt Wiki

List of Aikido Techniques with Instructions - Black Belt Wiki

こちらは技名だけでなく、動画も載っているのでとてもわかりやすいです。上のwikiにない技もあります。ただし、呼吸投げに関しては上のほうが多いです。

見つけ次第また追加していこうと思います。

三教投げ三種

今回は逆半身片手取り三教投げとします。右逆半身スタートです。

共通部分

3種すべてに共通の部分です。

  1. 継ぎ足で相手の右側面へ一歩入る。足を寄せた際に相手の顔へ当身を入れる。
  2. 相手の左手を自分の左手でつかみ、転換する
  3. 相手が起き上がってきたら三教を極めつつ自分の右へ腰を切って相手を釣り上げる

ここまでです。取りも受けも立っていて三教が極まった状態です。ここでは片手取り三教裏と同じやり方でしたが、三教表でも相手を立ち上がらせればそこからできます。

1手目

  1. 三教で相手を立たせる
  2. 三教を決めたまま前へ放り投げる

一番シンプルなものです。

2手目

  1. 立たせる
  2. 左手は握ったまま、右手を離し、相手の肘を右手刀で切り下す

受けは飛び受け、あるいは後ろ受け身となります。

3手目

  1. 立たせる
  2. 三教をそのまま極め続け、相手を自分の周りで一周させる
  3. 相手の肘が目の前に来るので左手で隅落しの要領で投げる

個人的には一番難しいと思います。

ちなみに、巻き落としへの変化を4手目とするやり方もあるようです。

背筋を使うためには

広背筋はかなり大きな筋肉であり、重いものを持ち上げたりするときに使います。この大きな筋肉を合気道で使わない手はありません。

TL;DR

  • 広背筋の力を使うには肩と肘の力を抜かないといけない。
  • 広背筋を使えると力の出所を隠せるので相手の抵抗を受けない。
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正面打ち一教返し やり方

一教返しという技名ですが、返し技ではありません。絡み投げとも呼ぶようです。

右相半身とします。

  1. 受けが打ち込んでくる
  2. 前足を出しつつ右手刀で制する
  3. 相手の腕を斬り下ろす
  4. 左手を相手の右腕の上から差し込み自身の右手の前腕を掴む
  5. 大きく腕を回し転回しつつ投げる