ジャズを投げつけろ

合気道はじめたばかりの若輩者が日々学んだことをぶちまける日記

多田師範の講習会に参加してきました

6/9に岩手県でただ師範の特別講習会が開催されたので、参加してきました。

内容

  • 宇宙の気を取り入れる

これを主軸に一教〜三教、入り身投げ、呼吸による鍛錬をしました。

呼吸により宇宙の気を取り入れる

あまりにも話が高度だったので、覚えている点を羅列だけします。

  • 生きる力を高めなければいけない
  • 宇宙には気が満ちており、また、我々は宇宙から体と心を借りて生きている
  • 気を取り入れるといっても初めは難しいから、はじめは素粒子を体に取り込む、電磁気を取り込むというイメージでも良い
  • 吐く息で圧をかけることで息を振動させることができる
  • この振動を体全体に広げていき、振動に合わせて体に気を練り込む
  • 「見える世界」ではなく、「見えない世界」で強くなれ

「あ〜〜〜」と言いながら息をゆっくりと吐くと体が振動する感じがあると思います。この振動を体全体に伝播させていき、同時に気を取り入れ練りこんでいくとのことでした。振動はわかりますが、これを全身に伝播させる時点で難しかったです。

他にもインドのヨガや日本語の文字と意味の対応などの話もされていましたが、詳細は忘れてしまいました…

技術的なところ

一教の裏で「しようと思わずにやる」という話をされておられました。かけよう、崩そうとすると受けが反応して抵抗してしまうため同化しろ、という意味のようです。稽古の際に「引っ張ってるから体でやるといい」というアドバイスを(多田師範からではありませんが)いただきました。やってるうちに少し掴めた気がしますが、まだできてる気が全然しません。

他にも、一教表は相手の腕が肩に対して90度以上になるまで深く入り身するよう説明がありました。90度以下だと受けが前回りをしたくなり技にならないそうです。

四方切りには2種類ある

大きく分けて2種類なだけで、足の動かし方や位置などで分けていくと実際は50はゆうに超えるとも言われていました。

四方切りには四方投げの四方切り、武器の四方切りのふたつがあるそうです。四方投げの四方切りは、腕を頭の上に持っていき、そのまま転回します。対して、武器を持っている状態でそのように転回すると周りに被害が大きく出るとのことでした。「薙刀を持って、頭の上で水平にしたまま転回したら大変だろう?」ということでした。そのため、転回しながら振り上げ、転回が終わると同時に振り下ろす(全日本の多田師範の映像を見るとわかりやすい)のがいいそうです。

第56回全日本合気道演武大会 多田宏 師範 (2018) - YouTube

この動画の59秒あたりから剣による四方切りをしています。